BEHAVIOUR2-5 「Where the streets have no name (I can't take my eyes off you)」
クリス:この皮肉は難解ではないよね (一言コメント:1999年)
I want to run I want to hide I want to break down the walls that hold me inside I want to reach out and touch the flame where the streets have no name
I want to feel the sun on my face I see the dust cloud disappear without a trace I want to take shelter from poisoned rain where the streets have no name
Where the streets have no name Where the streets have no name We're still building then burning down love burning down love and when I go there I go there with you Where the streets have no name I can't take my eyes off of you
I love you baby and if it's quite all right I need you baby to warm my lonely nights so let me love you baby Let me love you
The city's a flood Our love turns to rust We're beaten and blown by the wind trampled in dust I'll show you a place high on a desert plain where the streets have no name
Where the streets have no name Where the streets have no name We're still building then burning down love burning down love and when I go there it's all I can do Where the streets have no name I can't take my eyes off of you
Love you baby Let me love you where the streets have no name
ニール:僕らは「Behaviour」からのサード・シングル「How can you expect to be taken seriously?」をリリースした。でも、それが大ヒットしないだろうと思った。ヒットが必要だったので、この曲を両A面のragga-スタイルリミックスとしてリリースした。「Being boringは大ヒットにならなかったから大ヒットが欲しかったんだ。恥ずかしげもなかったね。何年か前から、僕らにはU2の「Where The Streets Have No Name」を一番よく知っていたハイエナジー・レコード、ボーイズタウン・ギャングの「Can't Take My Eyes Off You」のメロディでやるっているアイデアがあった。ある日、僕らはパッツィ・ケンジットと「I'm not scared」のレコーディングをしていたとき、クリスが入って来て、「君には他の歌がある」と言った。それで、僕らはシークエンサーで聞こえるようにU2のレコードをギターで流した。もともとのアイデアは、この曲をパッツィ・ケンジットがやる予定だった。「I'm not scared」に続く曲として。
ニール:「天国への階段」だ!次に「Like a Rolling stone」をやろうとしたね。それから「Where The Streets Have No Name」をやろうと決めた。The Extended mixはホントにZZトップみたいに聞こえると思う。僕がスマッシュ・ヒッツのアメリカ版のための仕事で渡米したとき、僕は初めてZZトップを聞いた。特に好きな曲は2曲・・・「Sharp Dressed Man」と「Legs」だった。エレクトリック・ギターとドラム・マシンの組み合わせが好きだった。ビリー・アイドルにも同じようにあったね。ちょっと似ていたと思うよ。J.J.ベルにロック・ギターを弾いてもらった。シングル・バージョンが出たとき、ボノは「なぜこんな目に遭わなきゃならないんだ?」と言った。誰が彼を責められる?
(以上、2001年ブックレットより)
ニール:ボノはこう言った。「なぜこんな目に遭わなきゃならないんだ?(=What have we done to deserve this.『届かぬ想い』の原題のもじり)
ニール:この曲をやった1990年当時、U2には神聖不可侵なイメージがあった。ある日、クリスがスタジオにやってきて言ったんだ。「U2の"The streets have no name"、知っているだろ?こんなやつ。(歌う)"dar,dar,dar, dar,dar,dar,de,de"。全然別の曲に変わるところ、想像できる?」って聞くと、僕は歌ってみせて、「できる」って言った。昔、パッツィ・ケンジットとエイス・ワンダーの"I'm not scared"をやったことがあった。「ロック・クラシックス」っていうEPを作ろうとしていたんだ。パッツィ・ケンジットの歌で僕たちがプロデュースして、威勢のいいエネルギッシュなナンバーを連ねて、"Like a Rolling stone"、"The streets have no name"、"Pretty vacant"、・・・あとなんだっけ。
★用語・人物メモ★ 「The streets have no name」・・・U2は1980年デビューのアイルランド出身の世界的バンド。ボノ、エッジ、アダム、ラリーの4人組。80年代までは骨太の愛国心ロッカー(それでPSBと仲が悪かった)だったが、現在では軟化し、シンセなんかも使う。ボノは社会活動家としても有名。「The streets have no name」は1987年の大ヒットアルバム「ヨシュア・トゥリー」からのシングルで、かつてTV「ニュース・ステーション」のオープニングテーマだった。ビデオはこちら。
「Can't Take My Eyes Off You」(君の瞳に恋してる)・・・オリジナルは1967年のフランキー・ヴァリ。最も有名なボーイズタウン・ギャング版は1982年。さまざまなミュージシャンによってカバーされている。ボーイズタウン・ギャング版ビデオはこちら。
「Like a Rolling stone」・・・ボブ・ディランの1965年のヒット曲。多くのミュージシャンによってカバーされている。ローリング・ストーンズ版が有名。→YouTube
「Pretty vacant」・・・セックス・ピストルズの1977年のヒット曲。→YouTube
「天国への階段」・・・(Stairway to Heaven)レッド・ツェッペリンの1971年の曲。→YouTube
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